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フィリピン入管当局は7日、フィリピンを拠点とする日本人犯罪組織「JPドラゴン」の残党とみられる男女3人を含む6人を拘束した。摘発が相次いでいるJPドラゴンから分裂して、特殊詐欺を繰り返していたとみられている。
「JPドラゴン」の残党ら特殊詐欺グループメンバー男女6人を拘束
フィリピン出入国管理庁は、7日に首都マニラ近郊のブラカン州やケソン州など3か所を一斉捜索し、特殊詐欺グループのメンバー男女6人の身柄を拘束した。
拘束された6人のうち、大澤歩容疑者(33)、岩本三矢子容疑者(34)、矢野裕也容疑者(33)、有馬伸行容疑者(45)、原田訓睦容疑者(48)の5人は、福岡簡易裁判所からそれぞれ詐欺と窃盗容疑で逮捕状が出ていた。
また、門出幸生容疑者(53)は、広島簡易裁判所から私文書偽造、偽造私文書行使、詐欺の容疑で逮捕状が出ていた。
「JPドラゴン」を巡っては、今年6月にリーダーの吉岡竜司容疑者(55)が拘束されるなど摘発が相次いでいて、JPドラゴンの残党らが分裂し、独自に特殊詐欺などを繰り返していたとみられている。今後、強制送還される見通し。