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福岡県警は1日、日本国内の特殊詐欺事件に関わったとして、フィリピンを拠点とする日本人犯罪組織「JPドラゴン」のメンバー・三本竹朗容疑者(28)ら6人が強制送還され、逮捕、起訴された事件で、三本容疑者ら6人が京都府の高齢女性からキャッシュカードを盗み、現金を引き出した詐欺事件にも関与していたとして窃盗の疑いで再逮捕した。
福岡県警察本部
三本容疑者ら6人は拘束される直前の今年5月18日、警察官になりすまして京都府八幡市在住の女性(当時82)にウソの電話をかけてキャッシュカードを盗み、現金150万円を引き出した疑いが持たれている。
また、JPドラゴンのメンバーらが拠点としていたフィリピンの一軒家などからは、およそ20万人分の個人情報が記載されたA4用紙の「住所録」およそ4600枚が見つかり、フィリピン当局が資料やパソコンなどを押収して警察庁に引き渡した。
押収された住所録には、およそ20万人分の氏名、住所、固定電話とみられる番号が記載され、このうち少なくとも160人が実際に詐欺被害に遭ったことが確認されているという。
県警は6人の認否を明らかにしていないが、住所録が特殊詐欺に利用されていたとみて、入手経路など調べを進めている。