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ネットバンキング不正アクセス 旭琉會系「沖島一家」幹部や住吉会傘下元組員ら3人を再逮捕

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 沖縄県警サイバー犯罪対策課は18日、インターネットバンキングへの不正アクセスにより、17都府県の約130人が現金総額約9300万円をだまし取られた事件で、指定暴力団・旭琉會系「二代目沖島一家」幹部・山城偉樹容疑者(53)=沖縄県・窃盗罪で起訴=と、指定暴力団・住吉会傘下元組員で会社役員・宮本勝美容疑者(49)=東京都府中市=、デザイナー(41)=東京都葛飾区=(ともに電子計算機使用詐欺、窃盗罪で起訴)の3人を、不正アクセス禁止法違反、電子計算機使用詐欺、窃盗の容疑で再逮捕した。今回で3度目の再逮捕となる。

沖縄県警察本部

沖縄県警察本部

 沖縄県内では2年ほど前からメガバンクのインターネットバンキングから不正に送金された金がATMから引き出されているのが確認されていて、県警などはこれまでに「指示役」や現金を引き出す「出し子」、口座を提供する者などの役割を担った容疑者20人以上を摘発していた。

 県警は「捜査に支障がある」としていずれの認否も明らかにしていないが、犯行の手口は被害者のスマートフォンなどに在京メガバンクを装ったショートメッセージサービス(SMS)を送り、銀行口座番号やパスワードを盗み取る「スミッシング」と呼ばれる手法が用いられ、他にも共犯者がいるとみて、余罪を含め捜査している。

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