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宮城県警は2日午前11時ごろ、20代の男性会社員から組への応援金などと称して現金86万円を脅し取ったとして、指定暴力団・住吉会系九代目西海家傘下「七代目吉田会」幹部で、「仁組」組長・阿部明仁容疑者(41)ら4人が組織犯罪処罰法違反(組織的恐喝)の容疑で逮捕された事件で、吉田会の本部事務所を家宅捜索した。
吉田会本部を家宅捜索
阿部容疑者らは2024年10月から今年5月までの間、宮城県仙台市内の喫茶店などで男性会社員(20代)=仙台市=に対し「さらうぞ。組に応援金払え」などと脅し、複数回にわたって数万円から数十万円を受け取り、あわせて現金86万円を脅し取った疑いが持たれている。
県警は「捜査に支障がある」として4人の認否を明らかにしていないが、脅し取った金が幹部の生活費や組織の運営資金などに使われていたとみて、組織的関与の実態や余罪の有無やなどについて調べを進めている。