知人の車に拳銃1丁と実弾隠して所持 新たに山口組系秋良連合会幹部の「小田興業」組長を逮捕

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　愛媛県警は１３日、愛媛県今治市で知人の男の車から拳銃１丁と実弾が見つかった事件で、新たに特定抗争指定暴力団・六代目山口組系秋良連合会幹部で、「小田興業」組長・小田賢二容疑者（６４）＝宇和島市栄町港＝を銃刀法違反と火薬類取締法違反の疑いで逮捕した。

押収された旧ソ連製軍用自動式拳銃トカレフ

　小田容疑者は今年５月２２日午前７時過ぎ、すでに逮捕されている秋良連合会傘下「三代目兵藤会」幹部・明瀬功尚容疑者（５５）＝愛媛県今治市本町＝と、造船業・黒川英俊容疑者（５６）＝今治市本町＝の２人と共謀して、今治市内の駐車場で黒川容疑者が使用している自動車の車内に殺傷能力が高い旧ソ連製の軍用自動式拳銃トカレフ１丁と実弾数発を隠して所持していた疑いが持たれている。

　県警は、２０２４年１０月に発生していた監禁・恐喝事件に関連して、黒川容疑者に関する捜査から５月２２日に関係先を家宅捜索した際、拳銃と実弾を発見して押収。その後の捜査から明瀬容疑者と小田容疑者の関与が浮上した。

　県警は３人の容疑の認否を明らかにしていないが、拳銃の入手ルートや他の共犯者の有無など、引き続き捜査を進めている。