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東京地検は16日、埼玉県を拠点に強盗や恐喝などを行う匿名・流動型犯罪グループ(トクリュウ)の「川口ドラゴン」メンバーの少年らにバイクで暴走行為をするよう指示したとして、道交法違反の疑いで逮捕された指定暴力団・住吉会系七代目領家一家傘下「高瀬会」幹部で、「二代目楠木組」組長(35)について不起訴処分とした。地検は処分の理由について「諸般の事情を考慮し、不起訴処分とした」としている。

東京地方検察庁
楠木組組長は2024年12月9日の午後9時ごろ、東京都足立区の舎人公園に埼玉県を拠点に強盗や恐喝などを行う匿名・流動型犯罪グループ「川口ドラゴン」メンバーの不良少年たち24人を集め、スマホに地図を表示して「ここらへんを3部隊で地回りしてこい。お前らナメられてるんだから、気合い入れろ」などと言って、敵対する暴走族に因縁をつけさせるため、対立を煽る暴走行為を指示したとして、今年9月に逮捕されていた。
指示を受けた川口ドラゴンメンバーの少年ら24人は、東京都足立区内を原付バイクなど15台で赤信号を無視し、蛇行運転するなどの暴走行為していた。
この事件を巡っては、「二代目楠木組」組長暴走行為をした少年らのうち当時15歳から17歳の少年10人が道交法違反で書類送検されている。