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新型コロナ融資金1000万円詐取未遂 「M’s」グループを中心としたトクリュウ5人を再逮捕

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 北海道警察組織犯罪対策1課と札幌中央署などは1日、札幌市を拠点とする「匿名・流動型犯罪グループトクリュウ)」による保険金詐欺事件などを巡り、日本政策金融公庫(日本公庫)から新型コロナウイルス関連の融資金1000万円を詐取しようとしたとして、株式会社「M’s(エムズ)」の自称会長・武藤健太郎容疑者(41)=札幌市中央区南9西4=と、会社役員・本間涼介容疑者(41)=札幌市中央区南9西3=、会社役員・長野有暉容疑者(33)=札幌市北区北31西6=、無職伊藤佳晃容疑者(37)=札幌市北区屯田6の2=の男4人を詐欺未遂の疑いで再逮捕し、新たに会社役員・花岡寛昭容疑者(75)=札幌市豊平区平岸1の8=を逮捕した。武藤容疑者の逮捕は6回目。

建設・警備会社「M’s(エムズ)」

建設・警備会社「M’s(エムズ)」

「M’s」会長・武藤健太郎容疑者(41)

「M’s」会長・武藤健太郎容疑者(41)

 武藤容疑者ら5人は共謀して2020年4月30日~同年6月15日、札幌市の日本公庫支店で、「M’s」が直営する飲食店「パブクラブ ミネルヴァ」がコロナ禍で売り上げが減少していると装うため、虚偽の確定申告書控えの写しなどを提出し、融資金をだまし取ろうとした疑いが持たれている。日本公庫が不審な点に気付き、融資は否決されため被害はなかった。

 道警は5人の認否を明らかにしていないが、武藤容疑者が「M’s」グループを中心とした匿名・流動型犯罪グループのリーダー格で、花岡容疑者が指南役とみている。

 武藤容疑者ら4人は、保険会社4社から計3650万円をだまし取ったとして、すでに詐欺罪で起訴されている。

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