道仁会系「池部組」幹部ら2人を不起訴処分 無登録で暗号資産への投資勧誘

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　佐賀地検は１４日、無登録で暗号資産「スマートディーファイ」の購入を勧めたとして、金融商品取引法違反（無登録営業）の疑いで逮捕、送検されていた、指定暴力団・道仁会系「池部組」幹部（５４）＝福岡県久留米市＝と自称・内装工の男性（２６）＝沖縄県沖縄市＝２人について不起訴処分とした。地検は処分の理由を明らかにしていない。

佐賀地方検察庁

　幹部ら２人は２０２０年１１月～１２月、無登録で佐賀県佐賀市や佐賀県小城市の飲食店などで佐賀県内在住の４０代の男女４人と面談し、暗号資産「スマートディーファイ」に出資することで、収益の配当を受けられる権利取得の申し込みを勧誘した疑したとして、今年８月１８日に同容疑で逮捕された。

　佐賀県警が、２０２１年１０月に出資者から「組員から暗号資産に関わる投資を勧められ、一切返金がない」との相談を受けて捜査。勧誘された男女４人はその後計約１３９０万円を出資していた。

　その後、幹部ら２人が２０２１年１月２０日に佐賀市の店舗で兵庫県の男性（４０代）に対し、無登録で「分散型金融に出資すると収益の配当を受けられる」などと言って、権利取得の申し込みを勧誘し、男性に約６２０万円を出資させたとして、９月８日に再逮捕されていた。