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栃木県警は6日、男2人が男性(18)の遺体を乗用車のトランクに入れ、栃木県警さくら署へ出頭してきた事件で、いずれも死体遺棄容疑で逮捕され、処分保留となった無職・野本直希容疑者(23)=栃木県塩谷郡高根沢町宝積寺=を覚醒剤取締法違反(所持)と麻薬取締法違反(所持)の疑いで、無職・山本樹容疑者(23)=高根沢町寺渡戸=を覚醒剤取締法違反(使用)の疑いでそれぞれ再逮捕した。
栃木県警察本部
野本容疑者は今年9月13日午前、宇都宮市西原町の店舗駐車場に止めた乗用車内で、覚醒剤を含む錠剤1錠(約0.437グラム)と大麻草約0.062グラムを所持した疑いが持たれている。
山本容疑者は、9月上旬ごろから16日の間に覚醒剤を使用した疑いが持たれている。山本容疑者は出頭後の尿検査で、覚醒剤の陽性反応が確認された。
県警は、9月16日未明に野本容疑者と山本容疑者の2人が乗用車に男性の遺体を入れ、さくら署に出頭した後、野本容疑者が普段使用していた別の乗用車を店舗駐車場で発見し、車内から違法薬物を発見した。
調べに対し、野本容疑者は「覚えがない」と容疑を否認し、山本容疑者は容疑を認めている。
県警は、男性の遺体が見つかった車の情報から暴力団が関与した可能性を視野に、「匿名・流動型犯罪グループ(トクリュウ)」が関与している可能性があるとみて調べを進めている。