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日本刀で男性切りつけ 元山口組系國領屋一家傘下「鍛冶町一家」総長に懲役3年・執行猶予5年の判決

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 静岡地裁浜松支部(來司直美裁判長)で15日、今年4月に静岡県浜松市の喫茶店駐車場で男性の太ももを日本刀で切り付けケガを負わせたとして、傷害と銃刀法違反などの罪に問われた特定抗争指定暴力団・六代目山口組系二代目國領屋一家の元組員で「鍛冶町一家」の十三代目総長だった野嶋秀樹被告(51)=静岡県浜松市中央区幸2=の判決公判が開かれ、來司裁判長は野嶋被告に懲役3年、執行猶予5年(求刑・懲役4年)の判決を言い渡した。

静岡地方裁判所浜松支部

静岡地方裁判所浜松支部

 野嶋被告は今年4月25日午前1時頃、浜松市中央区領家にある喫茶店の駐車場で、國領屋一家本部長で「二代目渡邊組」の植原秀之組長の太ももを日本刀で切り付け重傷を負わせたとされ、事件当時、殺人未遂容疑で公開指名手配され、4月28日正午すぎに1人で静岡県警浜松東警察署に出頭して逮捕されたが、5月20日に静岡地検浜松支部は傷害罪に切り替えて起訴していた。

 來司裁判長は判決で、「一時は生命に危険が生ずるほどのケガを負わせ、日本刀を元舎弟に処分させた行為は法規範を軽視する危険な態様」と指摘した一方、野嶋被告が反省の態度を示し、被害弁償として100万円を供託したことや、更生の支えとなる妻子がいることなどを考慮して執行猶予付きの判決とした。

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