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福岡県警小倉南署は、2024年に北九州市の自営業の男性に対し、法定利息を超える月5%の利息で現金350万円を違法に貸し付け、取り立てる際に脅すなどしたとして、特定危険指定暴力団・工藤會系「小川組」組長・小川幸司容疑者(55)=北九州市門司区白野江4丁目=を暴力団対策法違反の疑いで再逮捕した。
福岡県小倉南警察署
小川容疑者は2024年6月、北九州市門司区に住む自営業の男性(51)に法定利息を超える月5%(年利換算約59%)の利息で現金350万円を貸し付け、翌月男性に連絡して「あんたナメとるやろ。誰が考えても」「俺は門司のトップぞ」「ちゃんと返さんのはお前だけぞ。ちゃんと返せや」などと脅し、利息17万5000円を取り立てた疑いが持たれている。
また、2024年8月には自身が病気で入院したことに乗じて、男性に連絡して「俺は今病院で入院しとる。盆前やし少し頑張ってくれ」などと見舞金を要求した疑いが持たれている。
小川容疑者は、無登録の貸金業いわゆる「ヤミ金」を営み、顧客2人に計1288万円を貸し付け、約200万円の利息を受け取ったとして、今年7月15日に貸金業法違反の疑いで逮捕されていて、押収したスマートフォンから今回の事件が発覚した。
調べに対し、小川容疑者は「事実について間違いありません」と容疑を認めていて、同署はほかにも余罪があるとみて調べを進めている。