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2010年の抗争相手と間違って元警察官を銃撃事件 道仁会系「松尾組」総裁ら2人の初公判

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 福岡地裁で3日、2010年2月に福岡県大木町で、当時抗争中だった指定暴力団・九州誠道会(現・浪川会)幹部と間違えて、福岡県警の元警察官の男性(当時69)を銃撃し、右足に3発を命中させて殺害しようとした殺人未遂の罪に問われている当時・指定暴力団・道仁会系三代目松尾組組長(現・四代目松尾組総裁)・堤修平被告(71)と、同元幹部・末松大輔被告(45)の初公判が開かれた。

堤修平容疑者(2023年12月)

堤修平被告(2023年12月送検時)

2010年の元警察官銃撃事件 道仁会系「松尾組」組長ら3人を殺人未遂容疑で逮捕

事件当時の現場周辺(2010年2月)

 初公判で、堤被告と末松被告は起訴内容について、いずれも「黙秘します」と述べ、弁護側は無罪を主張した。

 一方、検察側は冒頭陳述で、堤被告が事件の2か月前に当時抗争中だった九州誠道会幹部と思い込んで被害者男性の身辺調査などを指示していたとし、銃撃の実行役である末松被告は、他の組員に尾行の練習をさせていたなどとして「組織的な犯行だった」と指摘した。

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