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福岡地裁で1日、2010年3月に福岡県嘉麻市の建設会社の扉に銃弾3発が撃ち込まれた事件で、銃刀法違反や建造物損壊の罪に問われている、指定暴力団・太州会系「小松組」組長・小松浩二被告(58)と、太州会傘下組員・勝木紀彦被告(50)の初公判が開かれ、2人はいずれも起訴内容を認めた。
事件当時(2010年3月)
小松被告と勝木被告は2010年3月25日午前0時50分ごろ、嘉麻市の建設会社の駐車場から、事務所の玄関扉に拳銃で銃弾3発を撃ち込み、玄関ガラスなどを損壊したとされる。
冒頭陳述で検察側は、「当時、筑豊の建設業界には各地区の公共工事を地元業者が落札する暗黙のルールがあり、落札価格の2%~3%が太州会に流れていると考えられていた」と指摘。
その上で、暗黙のルールに反して別の地区の工事を落札した建設会社を狙うよう、太州会内の上位の立場の人物が小松被告に指示したと主張した。