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転売目的で購入したスマートフォン数百台を転売 「M’s」系列の飲食店店長ら男女4人を逮捕

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 2024年8月に北海道函館市の携帯ショップで転売目的であることを隠してスマートフォン1台の購入を申し込んでだまし取ったとして、今年5月に保険金詐欺の疑いで逮捕された武藤健太郎容疑者(41)=札幌市中央区南9条西=が会長を務める「M’s」グループ系列の飲食店店長・濱下翔冴容疑者(23)=札幌市西区=と、無職・浅田穂波容疑者(22)=石狩市=、解体工の男(犯行時19)、土木作業員・平田裕也容疑者(23)=札幌市豊平区=の男女4人を詐欺の疑いで逮捕した。

北海道警察本部

北海道警察本部

 濱下容疑者ら4人は2024年8月26日、函館市内の携帯ショップで転売目的であることを隠してスマートフォン1台(販売価格約20万円)の購入契約を結び、だまし取った疑いが持たれている。

 この事件は、濱下容疑者の主導のもと解体工の男がリクルーター役、平田容疑者が監視役、浅田容疑者がすでに別の事件で逮捕されている少年を携帯ショップに連れていく運転手役など、役割を分担していたという。携帯ショップで契約した少年が、別の詐欺事件で警察に出頭したことで、この事件が発覚した。

 濱下容疑者らはこれまでに、同様の手口でだまし取ったスマートフォン数百台を転売していて、少なくとも3000万円を得ていたとみられている。

 濱下容疑者と浅田容疑者、解体工の男の3人は別の詐欺事件で逮捕されていて、調べに対し、濱下容疑者は「店の売上金の補填や個人の借金返済のため」などと供述し、容疑を認めている。

 道警は、「M’s」グループが中心の「匿名・流動型犯罪グループトクリュウ)」が組織ぐるみで犯行を繰り返していたとみて、事件の実態解明を進めている。

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