警察官装った特殊詐欺事件 「JPドラゴン」のメンバー6人を5回目の逮捕

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　福岡県警は８日、フィリピンを拠点とする日本人犯罪組織「JPドラゴン」のメンバーが特殊詐欺に関与したとして逮捕された事件で、高齢男性からキャッシュカードを盗んだなどとして、などとして、メンバーの三本竹朗容疑者（２８）＝窃盗と詐欺の罪で起訴＝ら６人を窃盗の疑いで再逮捕した。今回で逮捕は５回目となる。

福岡県警察本部

　三本竹容疑者らは何者かと共謀して２０２２年１０月１５日、岐阜県岐阜市の男性（当時８７）の自宅に警察官を装って電話をかけ、「あなたの口座から不正に出金されている」などとウソを言った上、警察官役が自宅を訪問して男性と妻の名義のキャッシュカード６枚を受け取り、岐阜市内のATMから現金１１１万６千円を引き出した疑いが持たれている。

　６人は特殊詐欺グループの「かけ子」や「受け子」の指示役やリクルーター役で、ＳＮＳで「高額収入」「闇バイト」などを謳い、「受け子」らを募集していた。いずれも「JPドラゴンとして特殊詐欺に関与した」などと容疑を認めている。

　６人は、警察官を装って詐欺電話をかけるかけ子を「１線」、捜査２課の警察官役を「２線」、受け子らの指示役を「３線」と称し、かけ子による詐欺電話の結果報告や進行状況はチャット上で共有していた。