特殊詐欺の現金引き出し「JPドラゴン」幹部・小山智広被告が初公判で起訴内容認める

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　東京地裁で１９日、特殊詐欺に絡みキャッシュカードで現金を引き出したとして、窃盗罪に問われたフィリピンで活動する日本人の犯罪組織「JPドラゴン」の幹部で、特殊詐欺グループの「かけ子」のリーダー格とみられている小山智広被告（５１）の初公判が開かれ、小山被告は起訴内容を認めた。

小山智広被告（2024年1月拘留時）

　小山被告は２０１９年、東京都内の５０代女性からキャッシュカードを受け取って現金約７０万円を引き出したとされる。

　「ルフィ」を名乗ったとされる今村磨人被告（４１）＝強盗致死などの罪で起訴＝らによるルフィグループが広域連続強盗や特殊詐欺などでだまし取った金の一部がJPドラゴンに流れていたとみられ、小山被告は、今村被告（４１）が日本に送還され留置場にいた際、弁護士を通じてビデオ通話でやりとりした複数のJPドラゴン幹部の１人とされる。