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静岡地検浜松支部は、今年4月に静岡県浜松市の喫茶店駐車場で男性が日本刀で切り付けられた事件で、犯行で使用した日本刀を処分するよう知人の男に指示したとして、特定抗争指定暴力団・六代目山口組系二代目國領屋一家の元組員で「鍛冶町一家」の十三代目総長だった野嶋秀樹被告(51)=静岡県浜松市中央区幸2=を証拠隠滅教唆の罪で起訴し、この日本刀を川に投棄して証拠を隠滅したとして、野嶋被告の知人で家事手伝いの男(47)=浜松市中央区鍛冶町=を証拠隠滅の罪で起訴した。
静岡地方検察庁浜松支部
野嶋被告は今年4月25日午前1時頃、浜松市中央区領家にある喫茶店の駐車場で、國領屋一家本部長で「二代目渡邊組」の植原秀之組長の太ももを日本刀で切り付けたとして傷害罪で起訴されていて、犯行で使用した日本刀を処分するよう、知人の男に指示した疑いが持たれている。知人の男も証拠品を処分したとして証拠隠滅の疑いで逮捕されていた。
また同支部は30日付で、野嶋被告が逃走する際に使用した車を移動して捜査を妨害したとして犯人隠避の疑いで逮捕され、今月16日付で処分保留のまま釈放されて在宅捜査を続けていた無職の男(47)=自称・浜松市中央区菅原町=については不起訴処分とした。同支部は不起訴の理由を明らかにしていない。