正月の西新井大師でベビーカステラ販売の男性脅迫 極東会系「服部一家」総長ら3人を逮捕

　警視庁西新井署は２０日、東京都足立区でベビーカステラを販売する男性に、「誰の許可で店を出してるの」「明日もここで商売したら店をぶち壊す」などと脅迫したとして、指定暴力団・極東会系松山連合会傘下「服部一家」総長・服部順こと服部純也容疑者（４７）と、服部一家幹部・阿部穣司容疑者（４２）ら組員３人を暴力行為等処罰法違反（集団的脅迫）の容疑で逮捕した。

服部純也容疑者（４７）

　服部容疑者は今年１月２日、足立区にある西新井大師近くの駐車場で、キッチンカーでベビーカステラを販売していた男性（当時４９）に対し、「誰の許可で店を出してるの」「俺たちは西新井でベビーカステラは１店舗しか認めてない」「明日もここで商売したら店をぶち壊す」などと脅迫した疑いが持たれている。調べに対し３人は「覚えているけど注意をしただけ」などといずれも容疑を否認している。

　男性はこの翌３日も同じ場所で営業していたところ、キッチンカーに消火器を噴射される被害にあっていて、同署は服部容疑者らによる犯行とみて調べを進めている。