架空暗号資産「Genio」巡る犯罪収益隠匿・収受 山口組系一会幹部ら6人を不起訴処分

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　富山地検は１８日までに、「Genio」と称した暗号資産への架空投資詐欺を巡る事件で、違法に得た収益を隠匿または受け取っていたとして組織的犯罪処罰法違反の疑いで逮捕・送検されていた特定抗争指定暴力団・六代目山口組系三代目一会幹部ら男性６人を不起訴処分とした。

　地検は６人の不起訴の理由について、「犯罪収益であるとの認識を持って受け取ったという証拠を収集できなかった」などとしている。

「Genio」と称した架空事業のWebサイト

　富山県警は今年１１月２８日、「Genio」と称した架空の暗号資産投資事業で得た現金の一部を、違法な収益と知りながら受け取ったなどとして、計７人の男性を組織的犯罪処罰法違反の疑いで逮捕していた。

　今回、組織的犯罪処罰法違反の罪が不起訴処分となった６人のうち、会社役員・小沢淳容疑者（４６）＝富山県富山市堀＝ら３人は、この投資事業に関連する金融商品取引法違反の罪ですでに起訴されている。