息子装い高齢女性から現金500万円詐取 「打越スペクター」メンバーら4人を逮捕

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　警視庁は１５日、息子を装って女性を妊娠させた示談金名目で高齢女性から現金をだまし取ったとして、いずれも職業不詳・岡田拓己容疑者（２９）＝東京都中央区＝、赤坂大輔容疑者（３０）＝東京都新宿区＝、新川敬順容疑者（３０）＝東京都日野市＝ら、暴走族ＯＢによる準暴力団・「打越スペクター（打越愚連隊）」のメンバー３人と、首都圏で相次いだ「闇バイト」による強盗事件の現金回収役とみられる、無職・保坂海斗容疑者（２５）＝埼玉県川口市末広＝の計４人を詐欺の容疑で逮捕した。

警視庁本部

　４人は何者かと共謀して２０２４年１１月、息子を装って石川県在住の女性（８０代）に電話をかけ、「女性を妊娠させて至急示談金が必要」などとウソを言って現金５００万円をだまし取った疑いが持たれている。

　現金回収役の保坂容疑者は、２０２４年に関東で相次いだ一連の強盗事件のうち、１０月に神奈川県横浜市青葉区で発生した強盗殺人事件の現金回収役としてすでに逮捕されていて、今回の特殊詐欺事件でも現金の回収役として東京都港区にある公園のトイレで、新川容疑者に現金を渡していたとみられている。

　警視庁は、首都圏で相次いだ強盗事件と今回の特殊詐欺事件の関連や、打越スペクターメンバーらの強盗事件への関与など全容解明を進めている。