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大阪府警は、今年4月27日未明に大阪府東大阪市の近鉄布施駅前で起きた少年ら約40人による乱闘事件で、大阪の不良グループ「悪麻邪鬼(あまのじゃく)」のメンバーとみられる16歳~19歳の少年5人が殺人未遂の疑いで逮捕されていたことがわかった。また、悪麻邪鬼のメンバーとみられる別の少年2人も凶器準備集合の疑いで逮捕されている。
東大阪市長堂の「布施駅」周辺
悪麻邪鬼のメンバーとみられる少年5人は、東大阪市長堂の近鉄布施駅前で起きた約40人による乱闘の際、別グループの少年(17)の頭部を金属バットや警棒などで殴り、頭蓋骨骨折など全治1か月の重傷負わせ、殺害しようとした疑いなどが持たれている。
悪麻邪鬼は約4年前に中学生数人で結成された不良グループで、愛知県に拠点を置く匿名・流動型犯罪グループ「ブラックアウト」とはSNSでの口論から抗争状態にあったという。
府警は、悪麻邪鬼がブラックアウトが自分たちを襲撃すると思い込み、襲撃に備えてメンバーや知人ら約40人で駅前に集合中、偶然駅前にいた被害男性を含む約30人のグループにブラックアウトと間違えて因縁をつけ、逃げ遅れた男性を集団で暴行したとみられている。