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山口地裁(安達拓裁判長)で22日、今年の「全国高校野球選手権」で客に金を賭けさせて優勝校と準優勝校を予想する賭博を運営したとして、、賭博開帳図利の罪に問われた会社員の男(42)=山口県光市虹ケ丘2丁目=の判決公判が開かれ、安達裁判長は拘禁刑8月、執行猶予3年(求刑・拘禁刑8月)を言い渡した。

山口地方裁判所
被告の男は、すでに同罪で拘禁刑10か月、執行猶予5年の有罪判決を受けている特定抗争指定暴力団・六代目山口組傘下幹部(57)=茨城県神栖市田畑=と共謀して、夏の「全国高校野球選手権」で出場校49校を8つのグループに分け、優勝校と準優勝校が出るグループを1口1000円で複数の客に予想させ、合わせて636口、計63万6000円の申し込み受け付けて利益を得たとされる。
安達裁判長は、野球賭博を発案したのは共犯の幹部だが、被告が「実行行為の全てを担っており、果たした役割は大きい」と指摘。一方で、前科がないことなどを考慮し執行猶予付の有罪判決とした。