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不実告知で不必要な屋根修理 山口組系弘道会傘下「小澤組」組員ら5人を再逮捕し新たに1人逮捕

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 広島県警組織犯罪対策2課や広島西署などの合同捜査本部は11日、広島市内の住宅を訪問して「瓦がぐらぐらですよ」などとウソを言い、不必要な屋根の修理工事を契約させようとした事件で、特定商取引法違反(不実告知)容疑で逮捕され、その後処分保留となった特定抗争指定暴力団・六代目山口組系三代目弘道会傘下「小澤組」組員・喜多将希容疑者(32)=東京都葛飾区お花茶屋=ら男5人を別の特定商取引法違反(不実告知)容疑で再逮捕し、新たに会社員の男(30)=広島県府中町=を同容疑で逮捕した。

喜多将希容疑者(32)

喜多将希容疑者(32)

 喜多容疑者らは6人は共謀して2024年9月中旬、広島県東広島市の民家を訪問し、屋根の修繕工事をする必要がないのに「放置したら腐ったところから雨漏りすることになる」などと工事契約を結ぶために虚偽事実を告げた疑いが持たれている。

 喜多容疑者らは2023年10月から今年2月までの間、広島県、山口県、島根県、岡山県の4県で計約80件の修繕契約を結び、計約3800万円を売り上げていて、一連の事件での逮捕者は9人となる。同本部はいずれの認否も明らかにしていない。

【追記】
 2025年7月2日、広島地検は喜多将希容疑者について、いずれの容疑も「送致事実を認定するに足りる十分な証拠がない」として不起訴処分とした。
 一方で、共謀したとして逮捕された容疑者のうち、4人はウソを言って家主の不安を煽り、屋根のリフォーム契約を勧めたとして起訴された。

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