◀関連記事
広島地検は、広島市内の住宅を訪問して「瓦がぐらぐらですよ」などとウソを言い、不必要な屋根の修理工事を契約させようとして特定商取引法違反(不実告知)容疑で逮捕逮捕された、特定抗争指定暴力団・六代目山口組系三代目弘道会傘下「小澤組」組員(32)について、7月2日付で不起訴処分とした。
一方で、組員と共謀したとして逮捕された容疑者のうち、4人は「屋根の瓦がずれているように見える」などとウソを言って家主の不安を煽り、屋根のリフォーム契約を勧めたとして起訴された。
広島地方検察庁
組員は同じ会社に勤める男たちと共謀して2024年9月に東広島市、今年1月と2月には広島市の住宅に訪問し、屋根の修繕工事をする必要がないのに「放置したら腐ったところから雨漏りすることになる」などと工事契約を結ぶために虚偽事実を告げた疑いで逮捕されていた。
地検は、いずれの事件に関しても「送致事実を認定するに足りる十分な証拠がない」として組員を不起訴処分とした。