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京都地裁で16日、「餃子の王将」を展開する王将フードサービスの社長だった大東隆行さん(当時72)を射殺したとして、殺人と銃刀法違反の罪に問われている特定危険指定暴力団・工藤會系「石田組」幹部・田中幸雄被告(59)の第3回公判が開かれた。

田中幸雄被告(2022年10月)
田中被告は何者かと共謀して2013年12月19日午前5時45分ごろ、京都市山科区の「王将フードサービス」本社前の駐車場で、大東さんの腹部や胸を拳銃で撃って殺害したとされる。京都府警は現場近くでタバコの吸い殻を2本を採集していて、吸い殻に付いたDNA型が一致したことなどから、2022年10月に田中被告を逮捕、起訴していた。
第3回公判では、検察側証人の京都府警の科学捜査研究所の職員や鑑識課の元警察官らが出廷し、犯行現場近くで見つかったタバコの吸い殻から検出されたDNA型などについて尋問があり、吸い殻から唾液のアミラーゼを検出したことやDNA鑑定について不備はなかったと証言した。
第2回公判では、タバコの吸い殻を見つけた府警の元警察官や現職の警察官らの尋問が行われ、「間近で見て2本とも新しい物だと感じた」と証言。新しいと感じた理由について「2本とも曲がっておらず、直線的だった」と話した。吸い殻が古いものではなく、事件発生時刻に近い時間帯に吸って捨てられたと立証するためとみられる。
この裁判では、第2回から第10回の公判まで証人尋問があり、検察側30人以上、弁護側1人の証人が出廷する予定で、判決は10月16日に言い渡される。