17日、2003年1月に群馬県前橋市のスナックで客ら4人が死亡した拳銃乱射事件などで死刑判決が確定した、指定暴力団・住吉会系「矢野睦会」元会長・矢野治死刑囚(67)が、「他の人物も殺害した」とする文書を警視庁に提出していたことがわかった。

警視庁本部
提出された文書では、大型詐欺事件への関与を取り沙汰され、1998年から行方不明となっている男性(60代)を殺害したとしている。文書は2014年9月7日付で、矢野死刑囚の記名と指印があり、矢野死刑囚が同年9月に弁護人を通じて警視庁目白署に文書を送付していた。
その後、警視庁で任意で事情聴取したところ、文書と同趣旨の証言をしたといい、さらに矢野死刑囚は別の男性殺害についても関与をほのめかしていて、警視庁などは慎重に証言の裏付けを進めている。
文書によると、殺害されたとされる男性は東京都内の会社役員で、共済組合を舞台にした大型詐欺事件への関与を取り沙汰され、1997年には国会に証人喚問された。矢野死刑囚から借りた約8600万円の返済が滞ってトラブルとなっていたという。