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露天商組合と山口組系「平井一家」のみかじめ料返還訴訟で和解が成立

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 名古屋地裁で3日、三河地方の露天商でつくる「愛知県東部街商協同組合」(現・愛三協和協同組合)が特定抗争指定暴力団・六代目山口組系「十一代目平井一家」の薄葉政嘉こと薄葉暢洋総長に対し、これまで支払った「みかじめ料」など計約2020万円の返還を求めた訴訟で、平井一家側が和解金を支払うほか、組合員との接触を禁じ、便宜供与も受けないとする条項を設け、和解が成立した。

名古屋高等裁判所・名古屋地方裁判所

名古屋地方裁判所

 愛知県東部街商協同組合は、これまで「賦課金」や祭礼時の「場所代」の名目で組合員から集めた現金を、平井一家側にみかじめ料として支払っていたことで愛知県公安委員会から勧告を受けていたが、その後も500万円を平井一家側に供与したとして、2023年に団体名が公表されていた。

 同組合は勧告を受けて団体名が公表された事で、各地の祭りなどのイベントに露店の出店ができなくなっていたが、その後は暴力団との関係を断つとして記者会見を開き、新たな役員体制を整えて新体制での再出発を宣言した。現在はイベントなどでの露店の出店が許されている。

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