兵庫県警は9日午後、指定暴力団・六代目山口組系三代目弘道会傘下組員を銃撃して重傷を負わせたとして、指定暴力団・神戸山口組系「五代目山健組」組長・中田浩司容疑者(60)が殺人未遂容疑で逮捕された事件を受け、関係先として山健組傘下「六代目健竜会」事務所を捜査員約30人体制で家宅捜索した。
健竜会本部を家宅捜索
中田容疑者は「健竜会」の五代目組長で出身団体。中田容疑者が犯行前に何者かと携帯電話で話す様子が防犯カメラに映っていたことなどから、犯行への組織的な関与があったとみて捜査している。
また同日、中田容疑者側に逃走用バイクを提供したとされる名義人の男(44)ら40~50代の男4人を逮捕した。
【追記】
2024年10月31日、神戸地裁は「被告人が犯人である可能性は高いと言えるが、別人が犯人である可能性を否定し切ることはできない」などとして、中田被告に対し無罪(求刑・懲役20年)を言い渡した。
同年11月13日、神戸地検は中田浩司組長の一審の無罪判決に対し、「判決内容に不服がある」として大阪高裁に控訴した。