凶器準備結集で組員の再逮捕を受け俠道会系「森田組」を家宅捜索

◀関連記事

　広島県警尾道署と県警組織犯罪対策２課などは１９日午前１０時半頃、指定暴力団・三代目俠道会系「三代目森田組」組員・西原尊久容疑者（４４）＝道交法違反（酒気帯び運転、当て逃げ）容疑で処分保留＝が凶器準備結集の疑いで再逮捕された事件を受け、森田組の組事務所を捜査員１７人態勢で家宅捜索した。

広島県警察本部

　西原容疑者は今年６月２１日午後８時ごろ、尾道市内の不良グループメンバーの少年らを、他人に危害を加える目的でJR尾道駅前に集結させた疑いが持たれている。

　不良グループの少年らは、JR尾道駅前に特殊警棒や金属バット、バール各１本を持って集結し、集まった少年のうち１６歳～１８歳の少年ら５人がいずれも凶器準備集合容疑で家裁送致されている。

　調べに対し、西原容疑者は「そのような事実はない」などと容疑を否認しているが、同署は西原容疑者が不良少年グループの「面倒見」だったとみて、指示系統や金銭のやり取りなど調べを進めている。