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不良グループ「紅棘狗」と「達磨連合會」 の2グループが解散 高校生5人を書類送検で捜査終結

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 広島県警は14日までに、広島県尾道市を拠点とする不良グループ「紅棘狗(バラク)」のメンバーが凶器を持ってJR尾道駅周辺に集合した事件で、いずれも尾道市の16歳~18歳の高校生男子5人を凶器準備集合の疑いで書類送検して捜査を終結した。

広島県警察本部

広島県警察本部

 書類送検された高校生男子5人は、いずれも凶器準備集合容疑で家裁送致された尾道市の高校生男子(17)ら5人と共謀して、今年6月21日午後8時ごろに特殊警棒や金属バット、バールなどを準備してJR尾道駅周辺に集合したとされる。

 今回の事件は、紅棘狗のメンバーが、「面倒見」役の指定暴力団・三代目俠道会系「三代目森田組」組員・西原尊久容疑者(44)=凶器準備集合教唆などの罪で罰金刑=の指示を受け、広島県三原市を拠点とする不良グループ「達磨連合會(だるまれんごうかい)」と抗争するため集合したという。

 この事件で県警は、紅棘狗のメンバー計10人を摘発していて、「紅棘狗」と「達磨連合會」は9月下旬までに県警に解散届を提出している。

 県警は今年に入り、県内の「非行少年グループ」を新たに6グループ(紅棘狗と達磨連合會を含む)追加認定していて、合計9グループとなっていたが、今回の2グループ解散に伴い計7グループ、計118人となった。

 

 不良グループの中には暴力団が「面倒見」をしているグループもあることから、県警は、暴力団などが組織への勧誘活動を強め、「予備軍」になる可能性があるとみて実態解明や摘発を進めている。

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