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公開指名手配の5日後にスカウトグループ 「ナチュラル」会長・小畑寛昭容疑者を逮捕

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 警視庁は26日、全国に指名手配されていた、国内最大規模といわれる違法スカウトグループ「ナチュラル」会長・小畑寛昭容疑者(40)=住居不定=を、鹿児島県の奄美大島で身柄を確保し、東京都暴力団排除条例違反の疑いで逮捕した。

「ナチュラル」会長・小畑寛昭容疑者(40)

「ナチュラル」会長・小畑寛昭容疑者(40)

 小畑容疑者は2023年7月、東京都渋谷区宇田川町の路上などで女性の風俗店へのスカウト行為を黙認してもらう目的で、特定抗争指定暴力団・六代目山口組系「落合金町連合」幹部の「忽滑谷興業」組長に、「みかじめ料」名目で現金60万円を支払った疑いが持たれている。

 小畑容疑者は、2025年1月下旬に東京都暴力団排除条例違反の疑いで逮捕状が発布された後、行方が分からなくなり、同年11月に全国に指名手配されているが、行方をつかむことができなかったことから、広く情報提供を求めるため公開手配のポスター1万枚を作成し、警視庁が今月21日に公開捜査に切り替えて情報提供を呼び掛けていた。

 23日に「奄美に似ている人物がいる」と匿名での情報提供があり、鹿児島県奄美市に捜査員を派遣。潜伏先の奄美大島で26日午後8時55分ごろに捜査員が身柄を確保した。調べに対し、小畑容疑者は「今は何も話しません」と容疑を否認している。

 ナチュラルは近年、「広告ナビ」「ホワイト」「スマイル」などと名称を変えながら活動していて、「匿名・流動型犯罪グループトクリュウ)」の1つと位置付けられ、2009年ごろから東京都新宿区歌舞伎町を中心に活動を始め、全国の繁華街などで女性に声をかけ、性風俗店などの仕事を紹介する違法スカウトグループ。全国で1500人以上のメンバーが在籍し、女性を斡旋した各地の性風俗店から紹介料などの報酬「スカウトバック」を受け取り、2022年の1年間では約44億5000万円億円を得ていたとみている。

 ナチュラルはメンバー間でもお互いの実名は明かさず、秘匿性の高いアプリを数千万円をかけて独自開発してメンバーを管理したり、摘発を免れるため捜査員を「ウイルス」と称して顔写真を共有するなどしていた。

 ナチュラルが違法に得た資金の一部は、暴力団など反社会的勢力にも流れているとみられ、警視庁は、小畑容疑者の逮捕をきっかけにナチュラルの全容解明を本格化させる方針。

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