石川県警は、SNS広告と秘匿性の高いアプリを利用した石川県金沢市内を拠点にした大麻密売組織を摘発し、麻薬密売グループのメンバーで無職の男(25)=愛知県刈谷市=と、無職の男(24)=住居不定=、会社員の男(23)=愛知県豊田市=ら4人と、10代~40代の密売人や顧客あわせて17人を麻薬及び向精神薬取締法違反などの疑いで逮捕した。
押収された乾燥大麻や合成麻薬など
男らは金沢市内のマンションの一室を拠点にして、SNSに大麻などの販売をうかがわせる広告を出した上で、秘匿性の高いアプリに誘導して客を集め、大麻などを密売していたとみられ、顧客は100人以上いるとみられている。県警は家宅捜索で乾燥大麻約1.9キロ(末端価格およそ950万円相当)や、液体状の大麻リキッド約250本、現金250万円などを押収している。
押収された乾燥大麻や合成麻薬など
県警は「捜査に支障がある」として、いずれの認否も明らかにしていなが、他にも密売人や顧客がいるとみて、「匿名・流動型犯罪グループ(トクリュウ)」が関わっている可能性も視野に全容解明を進めている。