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大阪府警捜査1課は8日、交流サイト(SNS)で知り合った少年らに窃盗や強盗の指示を出して実行させたとして、特定抗争指定暴力団・六代目山口組系「三代目杉本組」組員・曽我本竜也被告(22)=大阪府堺市中区、強盗傷害罪などで起訴=を強盗傷害などの容疑で再逮捕した。
曽我本竜也容疑者(22)
曽我本被告は少年ら4人と共謀し、今年1月6日午前5時ごろ、JR大阪駅近くの北区芝田の路上で面識のない女性(46)に馬乗りになって顔面を殴りケガを負わせた上、現金約1万円などが入ったカバンを奪った疑いが持たれている。
女性はアルバイトの出勤前にビルの近くで休憩していたところ、突然首を押さえつけられながら「黙っとけ殺すぞ」などと脅され、抵抗したところ顔などを殴られ軽傷を負った。このほか、1月1日に大阪市中央区のカード販売店に侵入し、陳列棚のガラスを破壊してポケモンカード40枚(被害総額5万4020円相当)を盗んだ疑いも持たれている。
曽我本容疑者はSNSで知り合った少年らに、堺市の民家や松原市の路上などで強盗を指示して実行させたとして、曽我本容疑者を強盗殺人未遂や強盗傷害などの容疑で逮捕していた。実行犯として当時15歳の少年を含む4人も4月までに逮捕されていて、府警によると携帯電話の解析などから、曽我本容疑者が犯行を指示していたことが判明した。
府警は、曽我本被告の認否を明らかにしていないが、ほかにも余罪がないか詳しく調べている。