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SNSなどで覚醒剤密売 住吉会・西海家系吉田会傘下「仁組」組員ら2人を逮捕 客12人を摘発

 宮城県警は30日までに、SNSなどを使って客を集め、宮城県内を中心に覚醒剤の密売を繰り返したとして、指定暴力団・住吉会の四次団体で、九代目西海家系七代目吉田会傘下「仁組」組員・伊藤奎介容疑者(26)=宮城県栗原市築館=と、無職の男(25)=宮城県亘理郡=を覚醒剤取締法違反などの疑いで逮捕した。

宮城県警察本部

宮城県警察本部

 伊藤容疑者は、すでに実刑判決を受けている男と共謀して、2023年11月から2024年2月までの間、宮城県仙台市内や宮城県白石市内の駐車場や路上で、パートの男(38)=岩手県花巻市=ら客4人に覚醒剤を密売した疑いが持たれている。

 伊藤容疑者らは主にSNSを利用して集客し、商業施設やコンビニエンスストアの駐車場などで覚醒剤を手渡ししていたとみられ、県警はこれまでに、伊藤容疑者らから覚醒剤を譲り受けたなどとして宮城・福島・岩手に住む20代~60代の客12人を摘発している。

 調べに対し、伊藤容疑者は「今は話したくありません」などと認否を留保しているが、これまでに200件以上の覚醒剤密売を繰り返し、数百万円を得ていたとみられ、県警は覚醒剤の入手ルートや、指示役など共犯がいるとみて捜査を進めている。

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