ISS元メンバーが入居することを隠してマンションを虚偽契約 男を再逮捕

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　警視庁暴力団対策課は１９日までに、別人が入居することを隠して自分が住むと偽ってマンションの賃貸借契約をしたとして、かつて広島県を拠点に兵庫県、東京都などで活動していた覚醒剤密売組織「インターナショナルシークレットサービス（ISS）」の関係者で、土木工事会社元代表・染谷修光容疑者（６０）を詐欺容疑で再逮捕した。

警視庁本部

　染谷容疑者は２０２３年８月２２日、東京都港区のマンションの一室について、不動産管理会社に対し実際にはISS元メンバーの男（５７）とその内縁の妻が暮らすことを隠して、自身が住むと偽って賃貸借契約を結んだ疑いが持たれている。

　染谷容疑者は今年５月に、２０２４年９月３日に東京都港区の路上で男性（３０代）＝トルコ国籍＝を車に無理やり押し込んで監禁し、金銭を脅し取ろうとしたとして、ISS元メンバーを含む男女６人と共に逮捕監禁と恐喝未遂の疑いで逮捕されていた。

　「インターナショナルシークレットサービス」は、かつて指定暴力団・共政会傘下の元組員が中心に立ち上げたとされ、２０００年３月の神戸市内のテレホンクラブ「リンリンハウス」の系列２店に火炎瓶が投げ込まれ、８人が死傷した事件などに関与したとしてISS幹部らが実刑判決を受けている。

　その後、ISSは解散届を出し消滅したとみられていたが、現在の活動実態は不明となっている。