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警視庁と埼玉、千葉、神奈川県警の合同捜査本部は6日、神奈川県横浜市の住宅で男性が暴行されて死亡し、現金が奪われた強盗致死事件を指示したとして、千葉県市川市の強盗事件の指示役として逮捕された、いずれも無職の福地紘人被告(26)=住所不定=、斉藤拓哉被告(26)=住所不定=、村上迦楼羅被告(27)=東京都中央区晴海2=、渡辺翔太被告(26)=仙台市青葉区上杉6=の男4人を強盗致死と住居侵入の疑いで再逮捕した。

4人は2024年10月15日夜、実行役と共謀して横浜市青葉区の住宅に侵入し、住人の後藤寛治さん(当時75)の手足を粘着テープで縛って殴る蹴るなどして死亡させた上、現金約17万円やネックレスなど99点(計50万5500円相当)を奪った疑いが持たれている。
後藤さん宅に押し入る前には、実行役に「この家の住民はお金を奪った奴だから何をしても良い」「窓を割って入れ」などと指示。また、暴行に関しては「家の中にいる人を縛れ」「ベルトを探しベルトで背中をたたけ」などと指示を出し、後藤さんが意識を失ったあとも「水をかけて起こせ」「現金のありかを聞け」といった指示内容が実行役らに送られていた。
齊藤容疑者が実行役に指示を出し、福地容疑者が回収役への指示を担っていたとみられ、一連の強盗事件で奪った被害品の一部は、複数の回収役を通じて福地容疑者に渡っていた。
福地容疑者ら4人は秘匿性の高い通信アプリ「シグナル」を使い、市川市の強盗事件では「ビリー」「パトリック」など9つのアカウントを使い分けて指示、横浜市の事件ではこのほか「GGG」など合わせて8つのアカウントを使用していた。また、指示役同士の連絡はこれらと違うアカウントでやり取りをしていて、事件が発生していた時期にはSNS「X(旧Twitter)」のアカウントをインターネットで複数回、購入していた。
同本部は、市川市や横浜市の強盗事件以外の首都圏で相次いだ「匿名・流動型犯罪グループ(トクリュウ)」による強盗事件についても、福地容疑者ら4人が指示を出していたとみて捜査するとともに、事件の住宅などが狙われた経緯や奪われた金の流れなど、事件の全容解明を進めている。