警視庁組織犯罪対策4課は30日、2003年1月に群馬県前橋市のスナックで客ら4人が死亡した拳銃乱射事件で死刑判決が確定した、元指定暴力団・住吉会系十三代目幸平一家傘下「矢野睦会」会長・矢野治死刑囚(67)が、他に2人の男性殺害への関与を告白した事件を巡り、埼玉県ときがわ町の山中から、下半身とみられる人骨が見付かったと発表した。同課は1998年に失踪した会社役員・斎藤衛さん=(当時49)=とみて鑑定を進めるとともに、引き続き山中を再捜索して残りの遺体の発見にあたっている。

警視庁本部
同課は、矢野死刑囚や元組員らに任意で事情聴取し、遺棄されたとみられる場所の特定を進めていて、これまでに今年7月と11月21、22日に同町の山中の林道脇の斜面などの捜索を行っていたが、遺体は発見されず、一旦捜索を断念していた。
29日午後1時ごろ、現場の復旧作業に従事していた作業員が、矢野死刑囚の知人の男が「埋めた」と供述した場所のすぐ脇に人骨のようなものを発見した。
警視庁に矢野死刑囚が送付した告白文では、「8600万円を貸していた斎藤さんと返済方法をめぐってトラブルになり、ウソをついて呼び出した」と説明。斎藤さんを東京都豊島区内の暴力団事務所に設置した檻の中に監禁した上、「首を絞め殺しました」と記していた。