静岡県警は15日、特殊詐欺の「かけ子」をさせる目的で男性を脅して海外に連れ出したとして、無職・植杉楓容疑者(25)=静岡県富士宮市外神=ら静岡県内在住の20代の男4人を所在国外移送目的略取・誘拐容疑で逮捕した。

静岡県警察本部
4人は2024年ごろから「1年間かけ子をやれば1千万円稼げる」などと県内に住む男性(20代)を勧誘し、その後「もう上に話を通しているんだから断れないぞ」などと脅迫。2025年1月ごろに羽田空港まで連れて行き、東南アジアへ移送した疑いが持たれている。
男性はすでに帰国しているが、ラオスに入国した後、ラオス及びその周辺国にある犯罪グループの拠点で特殊詐欺に加担させられたと見られている。
県警が、静岡県内で発生した特殊詐欺事件を捜査する過程で4人の関与が浮上。4人は知人同士で、男性の知人もいた。
県警は4人の認否を明らかにしていないが、4人が「匿名・流動型犯罪グループ(トクリュウ)」の一員とみて、背景に暴力団や国際犯罪組織の関与を視野に捜査している。