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京都地検は26日、暴力団・二代目宅見組傘下組長だった元幹部の妻に対し、民事訴訟で元幹部らへの支払いが命じられた賠償金を肩代わりするよう迫ったとして、恐喝未遂の疑いで逮捕された宅見組幹部(61)=大阪府茨木市=について不起訴処分とした。

京都地方検察庁
幹部の男性は、詐欺や恐喝事件の被害者が特定抗争指定暴力団・神戸山口組の井上邦雄組長や宅見組の入江禎組長らに対し、暴力団対策法に基づく代表者責任があるとして損害賠償を求め提訴し、大阪高裁が約2億7千万円の支払いを命じた判決を巡り、今年2月~10月に元幹部の妻の飲食業女性(56)に「姐さんが代わりに金払ってください」「金払わんと大変なことになりますよ」などと言い、現金を脅し取ろうとしたとして今月15日に恐喝未遂の疑いで逮捕されていた。
地検は不起訴処分の理由については明らかにしていない。