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福井県敦賀市は24日、買い取りを検討していた敦賀市本町1丁目の繁華街にある、かつて特定抗争指定暴力団・神戸山口組系「正木組」(2020年8月解散)の本部事務所として使われていた鉄筋コンクリート4階建ての建物と土地を、およそ7000万円で買い取り、引き渡しと代金の支払いが行われて取引が成立した。

解散した正木組の旧本部事務所
正木組の本部事務所だった建物は、敷地面積が483平方メートル、建物は鉄筋コンクリート造の4階建てで1階がガレージ、2階が事務フロア、3階が和室、4階が住居スペースで、延べ床面積は730平方メートル。
買い取り金額はおよそ7000万円で、今年12月2日に建物と土地の引き渡しが行われ、24日に前所有者である正木組の元組長と元組長の関係者に売買代金が支払われた。
敦賀市は、新たな反社会勢力による拠点化を未然に防ぐため、約2年前から元組長らと交渉を続けていた。今後は市民の意見を募りながら活用方法を検討する方針。