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茨城県警や警視庁などの合同捜査本部は30日、海上から覚醒剤約475キロ(末端価格307億円相当)を密輸するなどしたとして、暴力団幹部ら14人を覚醒剤取締法違反の容疑で逮捕した。県警はいずれの認否も明らかにしていない。

茨城県警察本部
合同捜査本部は今年8月、覚醒剤を押収するとともに、覚醒剤取締法違反の容疑で栃木県宇都宮市の指定暴力団・住吉会系系「羽黒一家五代目」傘下組員・今泉淳被告(48)=同罪で起訴=ら5人を逮捕。
その後の捜査から関係者を割り出し、茨城県ひたちなか市北神敷台の指定暴力団・極東会系「三代目岡崎会」総長・磯前務容疑者(73)ら9人も逮捕した。
逮捕容疑は8月21日から22日未明にかけて海上で覚醒剤の受け渡しを行い、ひたちなか市の那珂湊港岸壁から陸揚げして密輸したり、覚醒剤を所持したりしたなどとしている。今後、役割分担などを詳しく調べる方針。
また、容疑者の逃亡を助けたとして、犯人蔵匿などの容疑で極東会系組員ら5人も逮捕した。