特殊詐欺グループ首謀者として逮捕された稲川会系「相ノ川一家」幹部を不起訴処分

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　さいたま地検熊谷支部は１０日、東京都内の高齢女性が現金３５０万円をだまし取られた事件で、特殊詐欺「受け子」グループ首謀者として逮捕されていた指定暴力団・稲川会系「八代目相ノ川一家」幹部（４４）＝埼玉県熊谷市柿沼＝を不起訴処分とした。同支部は不起訴処分の理由を明らかにしていない。

さいたま地方検察庁熊谷支部

　幹部は仲間と共謀して今年３月４日、東京都江戸川区在住の女性（８２）に「息子さんが会社のIDを使って５００万円を引き出していたことがわかった」「３５０万円でいいから用意して」などとウソの電話をかけ、現金３５０万円をだまし取ったとして、今年９月に逮捕されていた。この女性は合わせて１１４７万円をだまし取られていた。