兵庫県警宍粟署は、兵庫県宍粟市内で飲食店の女性経営者から「みかじめ料」名目で金銭を脅し取ろうとしたとして、特定抗争指定暴力団・六代目山口組系五代目倉本組幹部で、「三代目徳心会」会長・中井和義容疑者(58)と、露店商・中井孝幸容疑者(57)=宍粟市=の2人を恐喝未遂の疑いで逮捕した。

兵庫県宍粟警察署
両容疑者は今年11月14日、宍粟市内の住宅で飲食店の女性経営者(46)に対し、「もり代(みかじめ料)を払ってくれたら、ややこしいやつを払いのけてやるが、払わなければ逆にややこしいことになるぞ」などと脅し、金銭を脅し取ろうとした疑いが持たれている。
事件の3日後に、「ヤクザの中井和義からみかじめ料を請求されている」と女性が警察に相談して事件が発覚。その後の捜査から2人の犯行を特定した。
和義容疑者は女性が経営する飲食店の客で、調べに対し「言いたくありません」と黙秘し、孝幸容疑者は「脅したり、お金を取ろうとしていない」と容疑を否認している。