非課税世帯対象の物価高対策給付金5万円を詐取 山口組系「旭導会」会長を逮捕

　北海道警は、北海道旭川市が住民税非課税世帯に支給している物価高対策の給付金５万円をだまし取ったとして、特定抗争指定暴力団・六代目山口組系「二代目旭導会」会長・川合彰典容疑者（５９）を詐欺の疑いで逮捕した。

北海道警察本部

　川合容疑者は２０２２年１１月、旭川市から送られてきた非課税世帯の確認書類に収入がないと記載して返送し、電気・ガス・食料品の価格高騰を受け、旭川市が住民税の非課税世帯に支給する給付金５万円をだまし取った疑いが持たれている。

　道警のその後の捜査で、実際には収入があったことが判明した。調べに対し川合容疑者は、「給付金を受け取ったことは間違いない」と供述し容疑を認めている。

　道警は、川合容疑者の詐欺の認識の有無や、他の給付金もだまし取っていた可能性の有無など調べを進めている。