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旭琉會系「志多伯一家」総長ら逮捕 男性を脅迫して米軍基地内の工事現場で働かせ賃金詐取

 沖縄県警組織犯罪対策課は18日までに、金銭トラブルを発端に男性を脅迫して、防衛省沖縄防衛局が発注した米軍嘉手納基地内の土木工事現場で働かせた上、賃金の一部を違法に搾取したとして、指定暴力団・旭琉會系「二代目志多伯一家」総長・上原芳正容疑者(68)=沖縄県沖縄市=と、いずれも沖縄県うるま市の同一家幹部(61)、同一家幹部(51)、同一家組員(24)の4人を職業安定法違反の疑いで逮捕した。県警は4人の認否を明らかにしていない。

沖縄県警察本部

沖縄県警察本部

 4人は今年1月9日から3月3日までの間、同一家組員(24)との金銭トラブルをかかえた男性を脅迫して、米軍基地内の土木工事現場で働かせた上、賃金の一部を搾取した疑いが持たれている。県警が米軍側の捜査協力も得て逮捕した。

 また、同一家幹部(61)は内妻の美容師の女(56)=うるま市=らと共謀し、男性が工事の元請け企業から得た賃金約40万円の一部を搾取したとして、労働基準法違反容疑でも逮捕された。

 男性の賃金は美容師の女名義の口座に振り込まれていて、この口座には、同様の形で働かせた労働者に支払われた賃金約1000万円の入金が確認されていて、一部を搾取した疑いも持たれている。

 県警は、上原容疑者らが志多伯一家側との金銭トラブルを抱えた人を30回にわたり違法に土木工事の現場で働かせる行為を繰り返し、賃金の大半を得ていたとみて調べを進めている。

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