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知人男性を暴行死させ遺体を車中に遺棄した男の初公判 起訴内容の一部を否認

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 静岡地裁浜松支部で17日、2023年7月に静岡県浜松市内の自宅などで元同僚の男性に暴行を加えて死亡させた上、車中に遺体を遺棄したとして傷害致死罪や死体遺棄罪などに罪に問われた川田征美被告(48)=浜松市中区=の初公判が開かれ、川田被告は「致死になるかはわからない」として起訴内容を一部否認した。

静岡地方裁判所浜松支部

静岡地方裁判所浜松支部

 川田被告は2023年7月、元特定抗争指定暴力団・六代目山口組傘下幹部・野嶋之仁被告(41)と共謀して、浜松市中区の川田被告の自宅などで、元同僚の島村健吾さん(当時43)=浜松市西区=に暴行を加えて死亡させた上、遺体をキャリーケースに入れ、車の中に放置して遺棄したとされている。

 初公判で川田被告は、「傷害や死体遺棄などは認めるが、傷害致死に値するかは分からない」などとして、起訴内容を一部否認した。

 冒頭陳述で検察側は、被告は一連の暴行に加わっていて共謀は認められるなどと指摘。「元幹部による連日の暴行の一部を代理で行うなど加わった」と主張した。

 一方弁護側は、被告による暴行はいずれも死因につながるものではなく、被害者を死なせる動機もないなどと主張。「死に至るほどの暴力は元幹部によるもので、被告人との共謀は成立していない」とし、傷害罪は認める一方、傷害致死罪については否認した。

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