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鈴木正二被告に懲役8年の判決 神戸山口組の解散狙い拳銃持参で組長宅に放火

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 神戸地裁(大西直樹裁判長)で14日、今年1月に兵庫県神戸市北区の特定抗争指定暴力団神戸山口組井上邦雄組長宅に拳銃を持って侵入し、車に放火したとして建造物等以外放火と銃刀法違反(加重所持、実包所持)などの罪に問われた、無職・鈴木正二被告(75)=静岡県浜松市中央区萩丘=の判決公判が開かれ、大西裁判長は、井上組長を殺害して神戸山口組を解散させようとした「反社会的な動機」と非難し、懲役8年(求刑・懲役10年)の判決を言い渡した。

神戸地方裁判所

神戸地方裁判所

 大西裁判長は判決理由で、「殺害しようと拳銃を持ち、車を放火して逃走手段を奪おうとした」と指摘。結果的に殺害できなかったが、極めて強固な犯意とし「刑事責任は重大で、長期間の実刑は免れない」とした。

 鈴木被告は今年1月19日、回転弾倉式の拳銃1丁と銃弾2発を所持して井上組長宅の外壁をよじ登って敷地内に侵入。ガソリンをまいて火を付け、駐車場の車2台を燃やしたとされる。

 鈴木被告はかつて、特定抗争指定暴力団・六代目山口組國領屋一家傘下「霊岸島桝屋服部会」の八代目会長だったが、すでに脱退していた。

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