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ドリフト族から「面倒見料」徴収 神奈川最大の暴走族「川崎宮軍団」46歳のリーダーを逮捕

 神奈川県警は12日、暴走するドリフト族から「面倒見料」名目で現金を受け取ったとして、約400人のメンバーがいる神奈川県内最大の暴走族「川崎宮軍団」のリーダーで、自称映像クリエーター・藤井敏容疑者(46)=神奈川県横浜市鶴見区上末吉3=ら男2人を、神奈川県暴走族追放条例違反(金品要求などの禁止)容疑で逮捕した。

神奈川県公安委員会

神奈川県公安委員会

 藤井容疑者は2023年4月~5月ごろ、横浜市鶴見区の大黒ふ頭などを車で暴走する「ドリフト族」のリーダーから、暴力団の威力を後ろ盾にした「面倒見料」として現金8万4000円を受け取った疑いが持たれている。

 「川崎宮軍団」は横浜市や川崎市を拠点として2019年に結成され、10代~40代の男女約400人が所属する神奈川県最大規模の暴走グループとみられ、藤井容疑者は走っている暴走族を見つけてスカウトし、月会費の支払いをさせていたとみられている。

 2021年10月には、藤井容疑者がメンバーと共謀して川崎市や横浜市の国道など計約30キロ間で暴走行為を繰り返した容疑や、同年12月ごろに脱退を求める少年(17)に対し、SNSで脱退を妨害するメッセージを送った容疑などで逮捕されていた。

 県警は藤井容疑者らの認否を明らかにしていないが、ドリフト族側は藤井容疑者に金銭を支払った理由について「支払うことで安心して走れる」などと話している。

 県警は、藤井容疑者がこれまでにドリフト族から100万円以上を受け取ったほか、自他チームからも徴収した可能性があるとみて、余罪や暴力団との関係性など調べを進めている。

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