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北海道警苫小牧署は28日、北海道苫小牧市内で知人男性2人を車ではねて殺害しようとしたとして、指定暴力団・稲川会系「二代目小林組」幹部・布施誠容疑者(54)=千歳市住吉4=ら男5人が殺人未遂の疑いで逮捕された事件で、布施容疑者らに犯行の指示したとして小林組組長・長塚俊介容疑者(56)=苫小牧市有珠の沢町5=を殺人未遂の疑いで逮捕した。この事件での逮捕者は6人目。

北海道札幌方面苫小牧警察署
長塚容疑者は布施容疑者ら5人と共に今年9月19日午後11時ごろ、苫小牧市内の住宅敷地内で知人男性(50代)2人を車ではねて、殺害しようとした疑いが持たれている。被害者の男性2人は胸部骨折や左ひさの靭帯損傷など全治3か月の重傷を負った。
通報を受け、警察が現場に到着した時には容疑者らは車を現場に置いたまま逃走していた。犯行に使われた車は小林組が所有する車だった。
被害者2人のうちの1人が、長塚容疑者と電話で口論となり、電話を切ったことに腹を立てた長塚容疑者が布施容疑者らに指示を出し、現場に送り込んだとみられている。
同署はいずれの認否も明らかにしていないが、長塚容疑者が犯行の指示役とみて調べを進めている。