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新たに暴力団関係者の男を逮捕 尼崎市の拉致殺害事件で遺体運搬した車を証拠隠滅

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 兵庫県警捜査1課と尼崎東署などは25日、今年6月に男性が車で連れ去られて大阪府能勢町の民家で殺害され、高知県内に遺体が遺棄された事件で、遺体の遺棄に使われた車を証拠隠滅したとして、暴力団関係者で自営業・根本玲志容疑者(29)=住所不定=を証拠隠滅の疑いで逮捕した。この事件を巡る逮捕者は13人目。

兵庫県警察本部・兵庫県公安委員会

兵庫県警察本部

遺体が遺棄された現場周辺

遺体が遺棄された現場周辺

 根本容疑者は、男性の遺体を京都府から高知県まで運ぶ際に使用された普通乗用車を、高知県大豊町から大阪府柏原市の自動車買取販売会社まで搬送させ、証拠隠滅した疑いが持たれている。根本容疑者は今月中旬に日本から出国していて、25日午前に関西空港に帰国したところを逮捕された。県警は根本容疑者の認否を明らかにしていない。

 この事件は今年6月11日午後9時半ごろ、男性(23)が尼崎市大物町1丁目の路上で顔面や腹部を殴る蹴るなど暴行された上、無理やり車で連れ去られ、大阪府能勢町の家屋で左太ももを刃物で突き刺すなどして殺害され、その後、遺体を複数の車に乗せ換えるなどして京都府南丹市を経由して高知県土佐町まで運ばれ山中に遺棄された。遺体の一部は地中に埋められ、人為的に切断された痕があった。

 兵庫県警はこれまでに、指定暴力団・二代目東組系「三代目赤松組」組員・三谷晃平被告(27)=大阪府豊能町=や、特定抗争指定暴力団・六代目山口組系二代目兼一会組員で「徳重組」組長・徳重願こと徳重流星容疑者(33)ら男女12人を逮捕していて、12人のうち三谷被告ら3人を傷害致死の罪で起訴している。

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